川越

川越の沿革

川越が小江戸と称されるのには、街並みだけでなく地理的な条件も大きく影響しています。江戸城は武蔵野台地の南東にあり、川越はその北西部にあって北の守りの戦略上の要所となっていました。そのため、藩主には有力な大名が任じられ、江戸にとって防衛や物流の拠点として機能してきました。 

 

川越は、旧赤間川である新川岸川が大きく迂回する形で、街を取り囲んでいます。北端にあるのが氷川神社、その南に西大手門跡があります。かつては西大手門から内堀がありましたが、今は埋め立てられています。この西大手門に通じているのが川越街道で、江戸とつながる陸のルートでした。有名な蔵造りの通りは、街道の西側に並行して伸びています。養寿院、行法寺、妙養寺などの神社仏閣が、この蔵造りの通りに沿うようにして並んでいます。蔵造りの通りから養寿院や行法寺に続く通りも、昔の門前町の風情を今に伝える場所として味わい深いものがあります。蔵造りの通りの北の端の交差点は札の辻と呼ばれる場所で、江戸時代には高札場となっていました。ご法度や掟書などの木の板札を掲げる場所で、時代劇などでよく見られる風景が、ここで展開されていたことになります。 

 

市役所は、この札の辻の交差点を右に入った川越街道にあります。かつての西大手門にあたる場所で、今も昔も変わらず街の中心地です。街道沿いが江戸町と呼ばれた町で、かつての二の丸にあたる場所に市立博物館があり、三の丸にあたる場所には川越高校があります。


川越の観光スポット

川越観光のメインストリートである蔵造りの通りの南に喜多院があり、ここを含むエリアは川越に来たら必見の場所です。徳川家と関連の深い寺で、文化財の宝庫と言われています。創建は平安時代の830年とされており、その後徳川家から信頼の篤かった天海僧正が引き継ぎ、江戸城の一部が移築されています。

 

本堂や庭園などの見どころが多い寺ですが、有名なのは五百羅漢像でしょう。江戸時代に50年ほどかけて作られたもので、538体の像がひしめき合って並んでいます。一体ごとに、さまざまに違う表情をしており、笑ったり泣いたり、怒っていたり、あるいはヒソヒソ話をしていたりと、ユニークな羅漢様たちです。深夜に羅漢様の頭をなでると、一つだけ必ず暖かく感じるものがあって、それが亡くなった親の顔であるという言い伝えも残っています。

 

喜多院には数多くの文化財がありますが、代表的なのは徳川家光誕生の間である客殿と、春日局化粧の間である書院です。喜多院に隣接して東照宮が建設されています。これは徳川家康が亡くなり、亡骸を日光に移葬する途中でここに逗留したことから、家康公を供養するために創建されたもので、国から重要文化財として指定されています。また、喜多院の北側には成田山川越別院があり、山門に「みまもり不動」と呼ばれる迫力ある不動王像があります。境内の福寿殿には恵比寿天像があり、商売繁盛や家内安全などの開運成就にご利益があると言われています。本堂の右わきには可愛い池があり、「亀の池」と呼ばれています。池には200匹以上の亀が泳いでいます。ここに縁結七福弁財天が鎮守しており、カップル向けの恋みくじを引くことができます。
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ウォーターボーイズの発祥地!

埼玉県川越市にある県立川越高等学校、この名前を聞いてある映画を思い浮かべる人も少なくないでしょう。その映画とは妻夫木聡さん主演のウォーターボーイズです。ウォーターボーイズは大きな反響を与え、その後テレビドラマ化されました。実はそんなウォーターボーイズの裏側に川越高校が大きく関わっている事を知っていましたか?

 

男子校である川越高校では毎年「くすのき祭」が開かれ、水泳部による男子シンクロナイズスイミングが恒例の演目となっていました。次第に話題が広まり、ニュースステーションで特集が組まれ、それを見た映画会社のプロデューサーが目にしたことからウォーターボーイズの映画化が決定したのです。川越高校のシンクロがなければ、ウォーターボーイズは映画化されることはなかったかもしれません。それくらい大きな影響を与えたという事です。最初は「学生時代に心に残る面白いことをしよう」という当時の3年生たちの思い付きから始まったシンクロは映画化、ドラマ化され今では高校を中心に多くの学校で男子シンクロ部が設立するほどになりました。また、「くすのき祭」にはシンクロ見たさに3万人を超す来場者で大いに賑わせたようです。

 

川越を訪れる際は、くすのき祭の日程に合わせて行かれてみてはいかがですか?高校生たちによるシンクロをはじめ、たくさんの催し物があります。知っている人がいなくても、母校でなくてもきっと楽しめるイベントです。そして川越の観光がより一層楽しい思い出となるでしょう。


川越さつまいもを使ったお菓子は必見!

川越市の蔵造り通りにあるお店の至るところに「さつまいも」の文字が見受けられます。実は川越は、さつまいもの産地として昔から有名で、江戸と川越の距離にかけた「栗よりうまい十三里」というシャレは今も尚、キャッチフレーズとして残るほどなのです。川越さつまいもを使ったスイーツはお土産としても喜ばれるので、幾つか選りすぐりをピックアップしました。

 

1つ目は大正10年から創業している川越菓舗 道灌の「芋どらやき」です。程良い甘さのさつまいも風味のクリーム餡と、しっとりとした生地の組み合わせが絶品と好評で地元住民の人たちからも長年愛され続けています。川越市立美術館の隣にあるので、観光のついでに立ち寄るのにも適しています。

 

2つ目は菓匠 右門の「いも恋」です。さつまいもの輪切りと餡子の2層を山芋ともち米で作った薄皮の生地で包みこみ蒸しています。店頭で蒸したてを購入することが出来るので、食べ歩きにも適していますし、もちろんお土産としてもおススメです。

 

そして3つ目は紋蔵庵の「つばさかりん」です。かりんとう饅頭のさつまいもバージョンで、こがし蜜が練り込んである生地とさつまいも餡の相性が抜群と好評です。甘すぎないので、ついつい何個も食べたくなってしまいます。

 

他にもさつまいもを使ったお菓子や珈琲やビールといった異色なコンビはいろいろとあります。さつまいも好きにとっても川越は堪らない街です。観光スポットだけでなく、食べ物を堪能することも忘れずに巡るとより楽しい旅行となるでしょう。